地域産業研究講座(令和元年度入学)昆 忠彦
ステップバイステップで課題の解決にアプローチ
私は、指定管理者制度の運用の最適化をとおして、持続可能な地域経営のあり方を研究しています。大学院(修士課程)では、新たな公共領域において市民参加の可能性を政治学や行政学の視座でとらえ論文にまとめました。その後、地方では人口減少と少子高齢化が加速し、自治体の厳しい財政運営と公共施設の老朽化は、指定管理者施設においても急迫した課題となっています。
地域産業研究講座(平成29年度入学)大西 晶子
地域で生きるということ
修士論文では総合型地域スポーツクラブ特定非営利活動法人スポネット弘前を事例に、地域社会におけるソーシャル・イノベーションの創出と成功要因について考察しました。ソーシャル・イノベーションという現象が起きるためには、社会的課題を認識したアントレプレナーの「想い」を事業化することが発生のプロセスにおいて必要となります。さらに、事業化に当たっては、実にさまざまなステイクホルダーの協力による資源動員が必要となります。わたしはここにロマンを感じているのです。古来、「三人寄れば文殊の知恵」といいます。今こそ、多くの人の知恵や技能を集めて住みよい地域づくりをする必要があると思っています。
地域政策研究講座(平成29年度入学)齋藤 千尋
温故創新の気持ちで・・
私は、平成29年度に地域社会研究科に入学いたしました。今年の春は、学ぶことの喜びと希望に膨らむ爽やかな体験をさせていただきました。社会人として仕事を続けながら、研究に取り組む機会を与えていただいたことに、心から感謝しています。私は、保健師として30年以上仕事をし、健康といのちを守る活動を地域の住民のみなさまと共に行ってまいりました。自分の力不足等に落胆している時も、疲れ果てている時も、住民の方が応援してくださったり、あたたかい言葉をかけてくださったりして、助けてくださいました。
地域政策研究講座(平成28年度入学)菊池 広人
自分の可能性を広げる
弘前大学大学院地域社会研究科に今年度入学し、最初に感じたのが同期入学生の多様なキャリアです。私は、大学・大学院では、健康戦略について学び、その後、東京のスポーツ関係のNPOを経て、2007年に地元である岩手県にUターンし、現在は、岩手県北上市での中間支援NPOでまちづくり活動の支援を行う他、仙台で大学の教員もしています。
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